1993年5月4日。タイ国境に近いカンボジア北西部アンピルで、UNTACに文民として初めて参加していた日本人警察官5人が、ポルポト派とみられる武装ゲリラに襲撃された。岡山県警警視、高田晴行さん(当時警部補・33歳)が殺害され、4人が重軽傷を負った。湾岸戦争以来、日本の悲願であった人的な国際貢献の場で起きた惨劇は検証されることなく、23年の月日が流れた。しかし、今、当時の隊員たちが重い口を開き始めている。番組ではカンボジアPKOの襲撃事件を様々な角度から描き出す。そこには、戦後日本の安全保障政策が大きく転換しPKOでもさらなる任務が求められることになった今、私たちが目を背けてはならない多くの“真実”がある。
~カンボジアPKO 23年目の告白~
- 制作年
- 2016年度
- 放送日
- 2016年8月13日
- 企画制作
- NHK
NHKエンタープライズ - 当社の関わり方
- 企画立案
ディレクター参加 - 受賞歴
- 第71回芸術祭優秀賞
第54回ギャラクシー賞
第43回放送文化基金最優秀賞