“GRIT”とは、心理学用語で「やり抜く力」という意味です。最初は奇妙な思いつきに過ぎないものでもなんとか実現しようと、悪戦苦闘し結実に向かう気概を、大切にしたいと思います。
振り返ると1953年（昭和28年）に生まれたテレビ放送の現場は、“GRIT”能力に長ける人材を、山のように輩出してきました。「SOMETHING NEW」という掛け声のもと、時には大風呂敷を広げ、当初は無理だと思える題材を見事に番組として結実していく風景を何度も見てきましたし、私自身も関わってきました。その原点に立ち返り、様々な企画を考え出す“舍”でありたいと考えています。
「伝える」目的のための手段は問いません。結果として人々の心を打ち、人生の役に立つコンテンツを生み出したいと考えます。
私は40年間、放送という舞台で「伝える」仕事をしてまいりました。そのため、放送コンテンツが主な成果物になりますが、活字やSNSなど多彩な表現手段も駆使していく柔軟性は持ちたいと思っています、
まずは、時代に寄り添った企画を考えるところからはじめましょう。