2025年を迎えて

 企画舎GRITは2024年11月18日より、6年目に入りました。大きなプロダクションではありませんが、NHK解説番組「視点・論点」という10分のオピニオン番組の制作を通して、時代の空気を呼吸しながら、この半世紀、テレビ番組作りのノウハウを大事にしながら「やり残した“宿題”」を一つ一つ片付ける思いで、ドキュメンタリー制作や企画開発を続けております。

<第5期 活動項目>

など

2025年からは、これまで契約社員として共に活動してきた二人のディレクターが、“正社員”としてGRIT運営に関わってくれることになりました。ささやかな株式会社ではありますが、「人件費はコストではない。目的である。社員の幸福を実現するための生活費である。」とする伊那食品工業の社是に倣い、膨張とは違う形の制作プロダクションの形を目指そうと思っております。

5周年を迎えるにあたり、恒例の「しおり」を作成しました。デザインは小学4年生の私の孫が考え出したものを原案に作成しました。しおりの文言には「何になるかより 今 何をするか」を採用しました。これは2024年本屋大賞を受賞した「成瀬は天下を取りにいく」(著:宮島未奈)の中の次のくだりからとりました。

「成瀬さんは将来何になるんですか?」

「先のことはわからないからなんとも言えないが・・・・。

 何かになるより、何をやるかのほうが大事だと思っている」…

「成瀬は天下を取りにいく」(著:宮島未奈)

漠然とした思いや目標にとらわれて何も動かない、ことはやめ、目の前の一つ一つの具体的課題に誠意を持って向き合い実践していこうと思います。

2025年1月1日
企画舎GRIT株式会社
代表取締役 プロデューサー  新山 賢治

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