(書評)エーミールと探偵たち(作:エーリヒ・ケストナー、 訳:池田香代子)

壮大なドラマは身近なところにある。子どもたちが日頃の遊びの中から築き上げた、助け合いのネットワークが、世間を小馬鹿にした大人のこずるい犯罪を徹底して追い詰め、その邪悪な本性を暴き出すという爽快なサスペンスだ。読み終わると、体の底から元気が湧き溢れてくる。

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